- 「体も心も疲れた。なんで介護職ってこんなにつらいの?」
- 「他の介護職の人は仕事がつらい時どうしてるの?」
- 「介護職ってしんどい。もう仕事辞めたい…」
日々のお仕事お疲れ様です。
介護職って肉体的にも精神的にも疲れますよね。
その疲れを介護職だからしょうがないとそのままにしておくと、自宅で療養しなければいけなくなる恐れがあります。
なぜなら、疲れが溜まって体調を崩してしまったり、精神的に限界になりうつなどを発症する可能性があるからです。
私も15年介護職をしていて、何度も「つらい、疲れた、しんどい、辞めたい」と思いました。
それでも続けてこれたのは、疲れと上手く付き合ってきたからだと思います。
介護職で頑張っているあなたの疲れが少しでも軽くなるよう、疲れた時の対処法を詳しく解説します。
- 介護職員の疲れる原因がわかる
- 他の人がつらい時どう対処しているかがわかる
- 仕事を辞めたい介護職員の転職方法がわかる
この記事を読むと、介護職が感じる疲れの原因と対処法、転職に関してわかり、今の疲れた状況が少し好転します。体も心も軽く前向きに仕事に向き合えるでしょう。
▼介護職が疲れる原因は大きく分けて3つ
- 身体介助や業務による体の疲れ
- 対人関係による心の疲れ
- 仕事場の環境や体制による疲れ
▼介護職員が疲れた時にすべき対処法3選
- 休息をとる
⇒全力で休む:おすすめのストレス発散法はこちら - 相談する
⇒上司や信頼できる人に相談する - 仕事のモチベーションを上げる
⇒モチベーションを上げるための行動はこちら
▼どうしても今の職場がつらい時は転職するのも一つの方法
介護職が疲れる原因は大きく分けて3つ
介護職をしていると疲れたと感じる場面は多くありますが、大きく分けると3つの場面に分けられます。
▼介護職が疲れる原因3つ
- 身体介助や業務による体の疲れ
- 対人関係による心の疲れ
- 仕事場の環境や体制による疲れ
介護の仕事内容は体に負担がかかるものが多い
介護職が疲れる原因の1つ目は、身体介助や業務による体の疲れです。
利用者様が困っていること、手伝ってほしいことを支援する介護の仕事。特に身体的な介助は利用者様の体重が自分にかかり、きつい体制で介助することが少なくありません。
また、支援内容は多岐にわたり、ゆっくり椅子に座れるのは記録を書いている時か休憩時間だけなんてことも珍しくないため、体への負担は多くなります。
また、正しい介助方法を実践しないと腰などを痛めてしまうため、注意が必要です。
▼腰痛ベルトを活用し腰の負担軽減を
介護職の多くが対人関係で心が疲れる
介護職が疲れる原因の2つ目は、対人関係による心の疲れです。
利用者様は、年齢も性別も疾病もバラバラです。特に認知症がある方への対応を間違えてしまうと不穏状態になってしまうため、対応にも気を使います。
同じ職場の職員でも、持っている資格が違うことで考え方に差がでたり、職員それぞれの知識量にも差があるため、業務の会話だけで疲れてしまうこともあるでしょう。
また、平和に1日が過ぎることの方が少ないため、何かあった時の多職種や主治医とのやり取りでも神経がすり減ります。
職場の環境や体制によって疲れる
介護職が疲れる原因の3つ目は、職場の環境や体制によって疲れるです。
▼職場の環境や体制で疲れる原因一例
- 会社の方針や考え方と意見が合わない
- 人材不足で必要以上に忙しい
- 給料が安い
- 自分のやりたい介護ができない
- 変則勤務で生活リズムが崩れる
職場の環境や体制は自分ではどうにもできないことが多いため、ストレスが溜まり余計に疲れを感じます。
介護職員が疲れた時にすべき対処法3選
介護職員が疲れた時にすべき対処法は次の3つです。
▼疲れた時の対処法3選
- 全力で休む
- 上司や信頼できる人に相談する
- 仕事のモチベーションを上げる
全力で休んで、ストレス発散してリフレッシュする
疲れた時の対処法の1つ目は、全力で休むです。
疲れたと感じた時は、全力で休みましょう。仕事のことは忘れて、休むことに集中して下さい。
▼おすすめのストレス発散方法10選
- 好きな音楽を聞く
⇒音楽には癒し効果があり、リラックスできる - 映画や読書で泣いたり笑ったりする
⇒泣くと副交感神経が優位になりリラックスでき、笑うと前頭葉から発せられるストレスホルモンが減少する - 日光を浴びる
⇒日光を浴びると幸せホルモンのセロトニンが沢山出て、ストレス解消する - 体を動かす
⇒ウォーキングなどの有酸素運動はストレス解消の効果あり - カラオケで大声をだす
⇒大声を出すことで脳を刺激し心と体がリフレッシュできる - 大好きな人と過ごす
⇒自分が自分で居られる人と過ごすことでリラックスできる - 創作作業に没頭する
⇒物つくりや料理など、目の前のことに集中し嫌なことを忘れる - 温泉やお風呂にゆっくり入る
⇒湯船につかると血行が良くなり体の疲れがとれ、リラックスできる - 掃除をする
⇒家がきれいだと気持ちもスッキリして前向きになれる - 動物とふれあう
⇒アニマルセラピーはストレス解消やリラックス効果がある
▼ストレス発散に逆効果なこと
- 飲酒や喫煙
- 暴飲暴食
- 過度な買い物
- 寝すぎ
- ギャンブル
上司や信頼できる人に相談する
疲れた時の対処法の2つ目は、上司や信頼できる人に相談するです。
上司に配属場所の変更やシフトの調整を相談し、肉体的な負担や人間関係にともなう精神的な負担を軽減しましょう。
また、信頼できる人に話を聞いてもらうことで気持ちがスッキリします。愚痴になってしまうと心配な方もいるかもしれませんが、ため込まずに吐き出すことも必要です。
こんなことがあって辛くて…だからこうしようと思う!って感じで最後はプラスにすると聞いてる方も嫌な気持ちで終わらないからおすすめ!
仕事のモチベーションを上げる
疲れた時の対処法の3つ目は、仕事のモチベーションを上げるです。
仕事のモチベーションを上げる方法をご紹介します。
▼仕事のモチベーションを上げる方法
- 目標を決める
- スキルアップをする
- 自己啓発系の本を読む
- 負けたくないライバルを決める
- 頑張ったご褒美を準備する
どうしても今の職場がきつい時は転職を検討する
ストレス発散をしていても、疲れの根本的な原因が解決しないと、体も心も限界を迎えます。
仕事も大事ですが、なによりもあなた自身が1番大切です。
体も心も健康でなければいけません。あなたが健康に過ごせない職場からは今すぐに離れることをおすすめします。
辞めた方がいい介護の職場3つ
今すぐでも転職を考えた方がいい職場は次の3つです。
▼今すぐ転職を考えた方がいい職場3つ
- 上司や職員からパワハラやセクハラを受けている
⇒介護職は遅番や夜勤業務など相手と2人きりになるタイミングもあるため、あなたが危害を加えられる前に転職しましょう - 利用者様に対し虐待になる行為を容認している、違法な行為を強要してくる
⇒あなたにプラスになることは何もありません。一刻も早く施設長に報告するか、市町村の高齢者虐待防止窓口や地域包括支援センターに通報してください - サービス残業が多い
⇒あなたの時間は有限です。人材不足は会社側の問題です。あなたがタダで労働力を提供する必要はありません
転職する時に大切なのはリサーチすること
転職の時に大切なのは多方面のリサーチ力です。情報の有無で、あなたにあった職場が見つかる確率があがるので、適当に探すのではなく的をしぼってリサーチしましょう。
転職する時に情報を集めた方がいい項目は次の3つです。
▼転職する時に情報を集めた方が3つの項目
- 自分にあっている業種があるか
⇒介護の分野は色々な業種があるため、自分に適した仕事内容の業種を見つける
【例)施設介護職員・在宅介護職員(ホームヘルパー等)・相談員・介護事務・ケアマネ・訪問入浴・福祉用具業者 など】 - 仕事内容や契約内容をすみずみまで確認する
⇒年間休日数(介護職の平均は110日前後/年)・収入面・勤務形態・福利厚生・経営方針など - 希望の職場の求人掲載頻度をチェック
⇒掲載頻度が多いということは離職率が高い可能性がある
辞めるタイミングはボーナスをもらってからにする
▼おすすめの介護職をやめるタイミング
- 12月のボーナスをもらってから
⇒1月~3月に介護職の求人情報が増えるため - 次の仕事が決まってから
⇒収入が途切れないため
介護職の転職方法
介護職の転職方法は次の3つがあります。
▼介護職の転職方法3つ
- ハローワークを活用する
⇒その地域に密着した介護の求人を見つけられる - 知り合いの介護職が働いている施設を紹介してもらう
⇒施設によっては紹介者と転職者に紹介料を支払うところもある - 求人情報サイト・転職サイトを活用する
⇒隙間時間で自分の希望の条件にあう求人情報のチェックができる
介護職を続けるメリットとデメリット
介護職のデメリット
▼介護職のデメリット
- 身体的な負担が大きい
⇒業務内容が多岐にわたり、介助など体を使う業務が多い - 精神的な負担が大きい
⇒多職種や利用者様、利用者様家族など人と接する機会が多い
認知症など疾患を抱えた方の対応で精神的に疲れる場面が多い - 高額な給料はもらえない
⇒基本給や手当など相場がきまっているため、他の業種とくらべて高額な給料をもらえる可能性はひくい
介護職のメリット
▼介護職のメリット
- 人から感謝される
⇒利用者様から「ありがとう。助かったよ。」と嬉しい言葉をかけてもらえる機会が多い - 長く働ける、再就職がしやすい
⇒人手不足な介護業界は求人がたくさんあり就職しやすい - 給料が安定している
⇒業績が安定しやすいため、毎月きちんと給料が振り込まれる - 福利厚生がしっかりしている所が多い
⇒特に病院が運営している介護施設などは福利厚生がしっかりしている - スキルアップしやすい
⇒多様な資格があり、仕事に活かしやすい - 私生活でも活用できる
⇒家族が介護を必要とした時に、知識も技術も活用できる
まとめ
今回は、介護職が感じる疲れの原因と対処法、転職に関して解説しました。
精神的にも肉体的にも大変な介護の現場では、疲れと上手に付き合っていく必要があります。
体調だけでなく精神的な不調がでる前に、対策しましょう。
少しでもあなたの仕事の疲れが解消され、楽しく仕事ができる手助けになれば幸いです。